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工場長

時空を駆け巡るマシンはでてこない(。-`ω-)

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物語について

最近物語を書いていない。
学生時代は文芸部に所属していたから、それなりに書いていたし、このブログもそのために開設したもの。

しかし、社会人になるとめっきり書かなくなった。
万年筆や手帳など創作意欲を掻き立てるだろうなと思うアイテムをそろえてみても、モチベーションが下がりっぱなしなのである。

以前投稿した「THE RATIONALE ELECTORICA」であるが、自分の裏プロットを用いて書き起こしたものである。三回しか投稿しておらず、一向に第四作目が進まない。
ネタバレかもしれないが、第四作目がプロット的にもグダグダになっていていくつかの場面展開を考えたのだがあまりに短い展開となってしまったため心理もくそもない状態。


そこで、ここで初心に帰ってみたいと思う。
初心といっても、自分が学生時代に得た物語を書く上での技術だったり考え方だったりを備忘録的に書きとどめておきたいと思うだけなのである。
したがって、絶対的なものでもなければ価値が全くないものかもしれない。それを決定するのはこの記事を読んでいただいた方々の気持ち次第ということで。この記事に関する責任は一切負いかねないということをご了承願いたい。


では本題。ここでいう物語とはお話全般のことを指す。以下同じ。
工場長が当初物語として描きたい世界は「和」の世界だった。
それは高橋菜穂子先生や荻原規子先生の物語に触発されてのことだったし、最も「枕草子」の世界観が根底にある。
したがって、まず「世界を描きたい」というところから物語を描きたいという動機があった。
具体的には風景であったり、登場人物の動き(戦闘描写)だった。
中でも戦闘描写は大好きだった。だから「戦闘がかっこいいと思われるような作品にしよう」が頭の中にあった。だからエレクトリカ世界が出てきたのだけれど、なかなか戦闘が浮かばない。
理由は複数人がばらばらの戦闘を繰り出すから作者の頭がパンクするんだということに落ち着いた。
動きを出すための表現を見つけるのに苦心したけれど、表現方法が定着したらマンネリ化する恐れがあった。
現在もそのマンネリに悩まされている。(いい加減十文字に切り結ぶ以外のやり方考えろって思う)


風景描写に関しては、泉鏡花先生の表現技法などを勉強した。先生の色使いや描き方がとても新鮮だったし、戯曲という作品の形態を知って、ああなるほどと目からウロコ。これまでセリフをつなげられなかったから、こういう形で作っていけば流れるんだなと思った。
会話が途切れる人は戯曲などを見るといいかもしれない。


体言止めや倒置法は使い方次第で幼稚な表現になるから、そこら辺の基準はいまだ研究中。
風景と登場人物の心理をリンクさせるのはほんと苦手。「雨降り」くらいの二ページくらいしか書けないって情けない。
逆にそれくらい短編じゃないと、関係が崩壊するしフラグ回収ができなくなるという事態に。
言い訳みたいになってしまったが、長編を見事に書き上げる人はほんとすごいと思う。



以上、つらつら書いてみたけれど、なんか思い出話みたいになってしまった。
本当に少しずつ少しずつ書き進めていく所存である。
頑張れ、工場長の引き出しの中はいつもごっちゃであるがごっちゃなりきに整理していこうぜ。

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新しい筆記具

クリスマスプレゼントとしていただいた、パーカーの5th(アーバンシリーズ)を使用して約三週間が経とうとしている。

フェルトペンでもボールペンでも万年筆でもない、「第五の筆記具」と言われるくらいあって、独特のプレートとペン先が特徴。
ペン先の見た目は細字のフェルトペンみたいな形をしている。
サイトによれば、筆記に必要なインク量だけがにじみ出る特殊構造になっているらしく、掲載された写真を見るとひび割れたようなペン先だった。
これだけ見るとかすれてしまうんじゃないかって思うが、実際書いてみると万年筆みたいなインクフローで、字が滲んだり乾ききらないうちに手でかすってしまうことはない。
手帳みたいに小さいところに書く分には申し分ないスペック。あとは紙の問題かな。
藁半紙(もう古い?)などの目の粗い紙は不向きだと思う。
最近の手帳の紙はきめが細かいし、問題なかった。


裏を見ると独特な構造になっていて、これが筆記者の筆圧などに応じて適切なインクフローと書き心地を実現させるそうな。

そもそもアーバンはペン自体の形が中心部をくびれさせた曲線を描いている。重心がやや上にあるためそんなに筆圧をかけなくてもすらすら書けるし疲れないので、5thのペン構造とどんな効果を生み出すのか楽しみなところ。

しょっちゅう手帳に書き込んでいるわけではないので、自分の筆圧にペンが合わせてくれているのか、自分がまだ慣れていないのか、半々といったところ。

色も気に入ってるし、長く使っていこうと思う。
送ってくれた人に、感謝を。

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無題

ついに、この片田舎にある道場にも起こってしまった……。


人が足りない。


先日の弓道教室で、今後の大会(ローカル競技会)について話し合っていた時の事。

競技開始前には必ず矢渡しがあります。射手と第一、第二介添えの計三人が必要。

その役割分担が書かれた紙をもらったのですが、「この日は都合悪い」「仕事」などあり、さっそく組替が行われることに。

調整していくにしたがって、第二介添えに穴ができてしまう事態に(; ・`д・´)
あっちこっちこねくり回しても、欠員は埋まらず……。


その様子をそわそわとして見ていたのですが、ふと先輩から白羽の矢が立ってしまった。


え?



お恥ずかしい話、三週間前にやっとこさ段位を取得したのに、これからあと三つか四つ上のレベルのことをやれというのか!?

わざわざ師匠が一から教えてくださるから、断るわけにもいかなかったのだが、ちょうど繁忙期で弓道に構っていられないのが実情(T_T)
哀しきかな……。



弓道というもの自体の傾向なのか、ご高齢の方が全体の七割を超える。
たまにしかいらっしゃらなかったり、もう何年もいらっしゃっていない方もちらほら。
今現役で弓を引いているのはわずか片手で数えるほど。

たしかに弓道は飛び道具を用いるため、ある程度の年齢制限があることは否めない。
高校生から始める人がほとんどだし、大学生や社会人までやり続ける人はそんなにいない。(道具の値段がべらぼうに高いというのが壁とも思われるが、廉価でも品質が悪いとは言い切れない)
オリンピック種目でもないから武道の中でもマイナースポーツともいえるのだろうか。


しっかーし! 暗い話ばかりではない。

我が弓道会では中学生向けの教室を数年前から開催しており、(私のころはそんなの無かった!!!!!)在籍数がなんと

10名以上なのです!!


少ないじゃんかー( ゚Д゚)
そんな声は聞こえないぞ!こんな片田舎で中学生が10名以上も在籍するなんて、スポーツ少年団以外の武道を考えれば立派な部類に入るのだ!(と信じたい)
弓道に興味を持ってもらえるだけでもうれしいし、願わくば高校、大学と進んでもまたここへ戻って師匠の教えを受け継ぎながらともに「弓道」をやっていけたらと思う工場長であった。

実は工場長、弓道興味を持ったのは小学生のころ。
ちょうど高張留美子先生作の某アニメをやっていたころ、弓を引く巫女様の姿を見て憧れたのである。親戚の子(工場長より年上だが)も弓道をやっていて、いくつか賞をもらっていたこともあり、いつかやってみたいモノの一つとなっていた。
今となってはもう昔の話。破魔矢を射掛けることはなくとも、正射必中の心構えで日々弓道に臨むのだ。

師匠は「中学生が今以上増えると、体がもたん」ともらしていらっしゃってたが、サポートする先輩方もいらっしゃるので、頑張ってほしいと思う限りである。


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ふるさと割について

昨年の話になるが、11月の連休に県外へ赴くこととなった。

突然の出来事ではあったが、2週間ほど猶予があったのでホテルなどを調べているとどこも満室だった。

そんな時にちらっと見かけたバナーが「ふるさと割」というもの。

今、、地方創生、地方創生と地方自治体が地元を盛り上げようと様々なイベント等を行ってるが、国から交付金がでていて、その中でお客を集客させようとあれやこれや手を打っているところ。有名なのは「ふるさと納税」だろう。

そんな施策の中で宿泊料、観光地の施設料が割引になる「ふるさと割」。最大半額や一万円割引など各都道府県でバリエーション豊か。
既に定員に達し募集停止のところもあったが、幸いにして旅先の県は、指定する宿泊施設の最大半額割引の応募枠がまだ残っていた。
「これだ!」と思って飛びつき、電光石火のごとく予約完了(;^ω^)
順調に高速バスも予約でき、後は出立の日を待つのみとなったところで、自宅に「ふるさと割」の割引券が届く。

封筒の中を見ると、割引券のほかにお買物券が複数枚入っていて説明書きを見ると、「3000円以上ご利用で1000円割引」というもの。(゜o゜)

太っ腹だなあと思っただが、よくよく見てみると「5000円で一枚(1000円分)使用可能」「6000円で二枚(2000円分)使用可能」とあり、結局のところ「3000円買うごとに一枚(1000円分)使用可能」だとわかり、さすが観光客に金を落とさせるいい戦略だなと感心。
まあ、宿泊料が最大半額になるだけでも十分だと思うが、こうでもしないと地方(観光地だけではなくその周辺地域)へ足を運んでもらえないって考えてるんだなあ……。

最近はバックパッカーも多い。
「旅する人」を受け入れる雰囲気がなかなか日本にはなじんでいないように思われる。(観光地除く)

「旅する人」その人自身のマナーもあるだろう。(ごみを放置するなど)かれらの情報伝播力はすさまじい。彼らに来てもらうことでその土地のいいところを発見してもらい、伝播してもらう。
住民がとても大切にしている場所や行事など、極めて重要な事柄を侵されない限り、彼らを受け入れることは決してリスキーなことではないと思う。


ぶっちゃけた話、地方創生は自治体を会社と見立て、国内のお金をいかにして自分の懐に流入させるかを、役所の人間に考えさせるというもので、コンサルとかプランナーとか呼ばれる人が地方創生でビジネスを始めている。

数百万円という血税をよくわからないコンサル料に変えてしまうよりか、少しの宿賃をその土地に落としてくれる「旅する人」を受け入れ、彼らの情報伝播力によってひろめてくれたほうが効果的な気がする。

ふるさと割は、あくまで観光客向けの割引商品であって、地元を再発見するとか魅力を発掘するとかはない。(文化体験とかあったりするが、昔からあるツアーや体験を割引商品に適用しただけなのがほとんど)
そもそも、地元を再発見という時点でそこに住む人たちの役割だと思うのだが、生活で精いっぱいな人たちにそれをやれっていうのは酷だし、単純に「物価が安い、生活費がかからない」くらいのスタンスだと思う。



ふるさと割とか、ふるさと納税とか、それはそれでいいと思う。
地方が、地元が食い物にされないことを祈るばかりだ。

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マイナンバーについて

今年から運用開始となる「マイナンバー」制度。
自分の手元に届いたのがずいぶんと遅いと感じた人もいただろう。

工場長のいる地元も予定の一カ月後くらいに通知カードが来た。郵便局員さんも寒い夜の中をバイクで走り回っていた苦労がうかがえる。郵便局も臨時の職員を雇い入れたい心中を察すれば、総務省の読みの甘さを指摘したい。

マイナンバーとマイナンバーカード。実は似て非なるものである。
マイナンバーとは個人番号のことであり、全国民に12桁の番号が付されている。
マイナンバーカードっていうのはそれが記載されたカードのことでしょ? となりがちだが、実は違う。
マイナンバーカードは12桁の数字に氏名・生年月日・住所が記載されるだけなのである。
財務省がマイナンバーカードに内蔵されたICチップの空き領域を利用して消費税の軽減税率を提案したが、それも消えた。
つまり、「マイナンバーは使用するが、マイナンバーカードは必携のアイテムではない」という風になったのである。
じゃあマイナンバーは持ってる必要ないじゃん。と思いたくなる。
本当のことを言うと、イエスと言わざるを得ない。

なぜなら、住民票の登録地に必ずしもその人が住んでいると限らないからである。
総務省はそれをかなり甘く見ていたらしい。
本人の申請がない限り、たとえ役所が居住地を知っていたとしてもそこに送ることはできないと定めているからだ。
そのため、納入書に「取りに来い」というメモを添付するくらいしかできないのである。
市民側からすれば、個人番号の通知を受け取りたくないなら、住民票をおいたままどこかへ引っ越してしまえばいいことになる。わざわざ役場に赴いてしまうと受け取らざるを得なくなるが、納入書などを郵送してもらえるようにすれば問題ない。

 そうはいっても、サラリーマンにしてみれば経理担当者に個人番号を教えなければならない。経理さんも従業員全員分の個人番号を収集・保管しなければならないから大変だ。
しかし、ここにも裏技がある。
個人番号の提供を従業員に拒まれた場合、その折衝を記録し保管しておけば個人番号の提供を受けなくてもいいのである
  しかも罰則規定はないから、集められませんでしたというメモを残しておけばそれでいいのである。
つまり、サラリーマンなら「教えたくない」と一点張りの主張をすればいいし、経理担当者は「あつめられませんでした」と記録だけ残しておけば集める必要はないのである。
利害関係が一致するのだ。

こうなると、何のためのマイナンバーなのか全くわからない。
他にもいろんな穴があるが、他の専門家があらさがしをしているだろう。

せいぜい自分が年を取って介護だの高額医療だのが必要になった時くらいしか、この番号を使用する機会はないのではないだろうというのが今の印象。

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